こんにちは。しゅあんです。
実は昨年と今年の2回、鼠径部に出来物ができてとても困りました。
症状や病院のこと、そして最終的にどうなったかなど、同じ悩みの方の参考になればと思い、私の記録を残しておきます。
デリケートゾーンに痛みを伴うしこりができた
しこりができたのは、このイラストでいえば「内鼠経ヘルニア」のもうちょっと足の付け根寄り。
パンツラインのちょっと内側って感じです。
いわゆるデリケートゾーンですね。
はじめてできたのは昨年の9月頃。
まず初めにしこりのような違和感を感じて、なんだか嫌な感じだなと思いつつ、場所が場所なだけに、ちょっと様子を見ていました。
ですが、みるみるうちにしこりは大きくなり、なんだか熱も持っている感じ。
もしかしたら鼠経ヘルニア?
段々じんじんする感じの痛みが出てきて、いよいよもってこれはまずいのではと、とりあえずネットで調べてみると、上のイラストのような
・内鼠経ヘルニア
・外鼠経ヘルニア
・粉瘤
というキーワードが出てきました。
鼠経ヘルニアとは一言でいうと「脱腸」のこと。
鼠径部の腹膜が弱くなり、筋肉の隙間から腸が出てきてしまうそうです……。
なんか怖い……。
いずれにしても普通じゃないのは明らかだし、なにより痛くて、これ以上続くと歩けなくなりそう……(泣)
鼠径部のしこりは何科で診てもらえばいいの?
これはいよいよもって病院に行った方がいいかもと、何科に行けばいいのかなど調べてみると
・皮膚科
・婦人科
・泌尿器科
などがいいようです。
処置方法は「手術」がほとんどのようで、本当に気持ちが重かったです。
しこりは粉瘤?自分で潰す?数日後に破裂!
とりあえず、痛みがあったのでロキソニンなどの痛み止めや、家にあった抗生物質などを飲んでみました。
そして、夜眠れなかったりなど、痛みがピークだった頃、しこりは3~4㎝くらいになっていたいでしょうか。
妹には「自分で針刺したりして潰しちゃえば?」とも言われ、一瞬それもありかなとも思ったのですが、リスクも高そうだし、なにより勇気がでない。
さすがにそれはできませんでした……。
いよいよ病院に行こうと決意し、とりあえずその日はなんとか眠りについた翌日、明け方しこりが「破裂」しました。
患部からは血の混じった臭いのある膿が出てきて、うわーと思いましたが、膿ができった頃には痛みもすっかりなくなりました。
辛かった痛みがなくなったことと、鼠経ヘルニアではなかったこと、そして手術しなくてよかった……とこのときは心底ほっとしました。
見た感じ、傷にもなっていなそうだったので、そのまま放置。
その後は何事もなく普通に過ごしていたのですが……。
5か月後、同じ場所再発!しこりにどんどん痛みが
粉瘤だったら再発するかもとは思っていたのですが
結構すぐに再発してしまいました。
あー、またなってしまった……と結構ショックでした。
2回目だったということもあり、いずれまた破裂するだろうと思っていたのですが、症状はまったく同じでも、やっぱり痛いし、しかも今回は熱を持っているのは鼠径部だけではなく、自分自身も熱が出てきたような……。
身体もだるいし、なんだか前回よりもしんどいかも……。
そんな感じだったので、さっさと解決できるのならばしてしまいたい!と今回は病院に行こうと決意しました。
まずは婦人科にて抗生物質を処方してもらう
まずは、やっぱり婦人科がいいかなと、妹がかかりつけの婦人科へ行ってみることに。
この粉瘤だけでななく、PMSのための加味逍遙散を出してもらいたかったのと、ついでに子宮がん検診もしてもらおうとやる気満々で行ってきました。
どれも重要なのですが、メインの診察はこの粉瘤の解決だったにも関わらず、ここに関してはちゃんと患部を診てくれている様子も感じられず、
粉瘤なら抗生物質だしとくから
ととりあえず薬をだされて終了。
それは前回みたいに破裂するのを待つしかないということでしょうか?
と聞いてみると、抗生物質出したからね、みたいなあいまいな答え。
でも、手術を覚悟していた分、薬で解決するのならそれでいいやとあまり食い下がらずに、まあ、こんなもんかと薬を飲んだ翌日あたりにまた粉瘤が破裂しました。
なんだか大きな傷ができているかも
とりあえず、予想通り破裂したし、ここまでくるとラクになるだろうと思っていたのですが、なんだか前回よりも患部が痛く、恐るおそる鏡をみてみると
ぱっくり割れてる?
長さは1㎝くらいですが、皮膚が裂けてなんだか「傷」って感じになっていたので、これはこれで普通じゃないかも……と新たな悩みが発生。
これはやっぱり皮膚科に行ってみてもらったほうがいいかも……。
最初からそうすればよかったです。
そして、やっぱり男の先生に見てもらうのは嫌だなと、評判が良さそうな皮膚科で女医さんがいるところを調べ、電話してみると、女医さんは週2回しか担当ではなく、しかも完全予約制。
その日は木曜日だったのですが、直近は予約がいっぱいで、火曜日じゃなければ受診できないとのこと。でもどうしてもその先生がよかったので、4日も日が開いてしまうのですが、火曜日に予約をしました。
そして傷口をどうしようと思ったのですが、なんだかここからさらに菌が入ってしまっても困るしな……と良いのか悪いのか判断できなかったのですが、家にあったキズパワーパッドを貼ってみることにしました。
1回目の時はこんな感じではなかったので、状況は悪くなっているような気がしました。
痛みがピークの時には歩くのも辛いし、こんなのが続くようでは困るし、いっそ手術で解決するならそうして欲しいと腹をくくりました。怖いけど。
女医さんのいる皮膚科へ
さていよいよ予約当日の火曜日。
キズパワーパッドはすぐにぐじゅぐじゅになるのと、お風呂でふやけてしまうので、お風呂で剥がし、患部をシャワーで流すなどしてから、ほぼ毎日のように交換しました。
相変わらず、やっていることがいいのか悪いのかは判断できませんでしたが、少しは良くなった気がしたので、剝がした状態で皮膚科へ。
どんな感じで診察するのかはわからなかったので、一応服を脱がなくてもいいようにスカートでいきました。
皮膚科でのデリケートゾーンの診察
診察はパンツも履いたまま、ベッドに腰を掛けて、パンツを少しめくって、患部を診てもらう感じで行われました。
そして、経過とともに、とりあえずどうしたらいいのかわからなかったので、キズパワーパッドを貼っていたことを伝えると
こういう感染症の時にはキズパワーパッドは貼らない方がいいので、ガーゼなどを当てておいてくださいね。
とのことでした。
そして
・粉瘤なのかただの出来物なのかは破裂後のいまの状況ではわからないし、この状態だと手術もできないので、もしまた発生してしまったら破裂する前に来るように
・女性は鼠径部にこういうできものができやすい
とのこと。
とてもいい先生だったので、次回もこの先生がいいなーと思ったのですが、この先生は週2回しかクリニックに来ないので、すぐに予約が取れないのが辛いところ……。
そしてやっぱりこの診察は女性の先生がいいと思いました。
診察が終わった後は看護師さんに患部に軟膏を塗ってもらい、ガーゼをあててもらう処置をしてもらい終了。
・軟膏
・5日分の抗生物質
を出してもらいました。
抗生物質はすべて飲み切るようにとのことでした。
さいごに
結局、粉瘤かただの出来物かはわからないとのことでしたが、もしかしたら3度目があるかもしれません。その時は速攻皮膚科を予約しようと思います。
私の症状
・パンツラインの少し内側にはじめはしこりができる
・日に日に大きくなり、熱を伴うとともに歩くのが困難になるほど痛くなる
・抗生物質を飲んで数日後に破裂
・破裂後は膿が出て、皮膚も裂けたような傷が出来る
・感染症なのでキズパワーパットは貼ってはいけない
実は旅行の直前だったのですが、本当に痛くて歩くのが辛いので、旅行前にとりあえず解決したのは不幸中の幸いだったかもしれません。
お願いだからもう再発しないでと願うばかりです。
場所が場所なので、本当に憂鬱ですが、今後も診てもらいたいと思える女医さんのいる皮膚科に出会えたのはよかったかも知れません。
あとは家にガーゼのストックはないので、こういう時のために買っておこうと思います。