ゆるゆる雑記

産婦人科でPMSの相談をしたらツムラ漢方の『桃核承気湯(61番)』を処方されたけれど合わなかった話

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こんにちは。しゅあんです。

数年前、産婦人科での検診の際に、PMSによる生理前のイラつきが段々とひどくなっている自覚があったので、その時のお医者さんに相談しました。

PMSで処方されたツムラの「桃核承気湯

漢方を出してもらえるとのことで、その際に処方されたのはツムラの61番の漢方薬『桃核承気湯(とうかくじょうきとう)』です。

漢方で症状が和らげばいいなと早速飲み始めたのですが、とにかくお腹が痛くなり、常に下痢をしているような状態に。

薬をもらう時にも薬剤師さんから

これは”大黄(ダイオウ)”が入っていて、お腹が痛くなることがあるかもしれません

とは伝えられていたのですが、まさにその通りで、下痢の時のきりきりとした感じのお腹の痛みがずっと続いている感じ。それでもPMSが良くなるのならとしばらく飲み続けていたのですが、家族から「そんな風にお腹が痛くなるのは変だし、やめた方がいいのでは」と言われたので、そこでようやく服用を辞めました。

ぶっちゃけ、PMSに効いたのかはよくわかりません。
「お腹いたい……」にほとんど気持ちが持っていかれていたのは確か。
大黄が効きすぎたんですね。強力すぎ💦

産婦人科にかかりつけ医はいなかったので、その産婦人科には初めて行ったのですが、診察してくれた高齢のお医者さんはなんだか親身になってくれる感じはせず、この漢方を処方するときも、すぐ薬を出してくれると言ってくれたのは良かったのですが、特に話を聞いたり質問があるわけではなく、「イライラする」というキーワードと私の見た目(ぽっちゃり型)でしか判断していないような気がして、なんだかなと思っていたのです。

なぜかというと、私は台湾で中医に診察してもらったことがあり(その時はPMSとは別の診察でした)、その際に舌と脈で体質や、自分の体に合う漢方を処方してもらうということをしたことがあり、それとは随分違う診察にその時点でがっかりしていたのです。

桃核承気湯の効果・効能について調べてみた

私は、生理前のイラつきのほかには胃腸が弱く、末端冷え性。
さらには色白で低血圧、体力もない方です。

今はネット検索で漢方もどのようなものかすぐに調べることが出来るので、家に帰ってから桃核承気湯についても早速調べてみました。

対象:のぼせてイライラする便秘の人

効能・効果体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症:
月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症

用法・用量:成人(15歳以上)1包を1日2回、食前に水またはお湯で服用

ツムラHP

桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

血流をよくしてイライラや不安感を鎮める
漢方では、血行障害やうっ血など、「血(けつ)」※の巡りが悪くなった状態を「瘀血(おけつ)」という概念でとらえています。「桃核承気湯」は体力が中等度以上でがっちりタイプの、「実証」の人に対する「瘀血」を改善する代表的な「駆瘀血剤(くおけつざい)」です。
のぼせ気味、便秘がちで、「気」という体をめぐるエネルギーが違った方向に流れる「気逆(きぎゃく)」をともなう人に向きます。月経不順や月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安のほか、腰痛、痔、打撲などに用いられます。高血圧の随伴症状の頭痛・肩こり・めまいの改善にも用いられます。

配合生薬
桃仁(トウニン)、桂皮(ケイヒ)、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ)、甘草(カンゾウ)

ツムラHP

確かに症状はそうだし、PMS用の薬なのだということはわかるけれど、体力・気力がなくて、末端冷え性の私には合わない薬でした。
(そもそも生理前以外は便秘でもない)
他のサイトでは「体力のある若い人」というキーワードも出てきて、もう色々違いすぎるのですが……。

この段階でまた産婦人科で相談すればよかったのですが、「もう行きたくない」の気持ちの方が上回ってしまい、そこにはもう行っていません。薬はまだ自宅にたくさん残っています。

漢方もドラッグストアなどで買えますが、結構いい値段がするので病院で出してもらうのがやはりベストです。

もっとちゃんとした産婦人科を探したいと思いながらも日が経ってしまっています。よくないですね……。

まとめと私に向いていた漢方

✅桃核承気湯はPMSの薬ではあるけれど、大黄が効きすぎてお腹が痛くなった。
✅桃核承気湯は体力のあるがっちりタイプ、顔色がよくのぼせ気味、便秘の人に合う漢方

もちろん人によっては合うようなので、あくまで”私にとっては”というお話です。

この診察時はコロナ禍だったのですが、その後、台湾旅行に行った際に、このこともあり、ちゃんと自分に合うPMSの漢方を知りたいと本場の中医に見てもらいました。

以前と同じように舌と脈で診察してもらい、日本で処方された漢方でお腹が痛くなったので、お腹が痛くならない漢方にしてほしいとお願いしたら「加味逍遥散」を処方してくれました。

こちらは”効いた”感じがしているので、次に日本の産婦人科で漢方を出してもらう機会があったときには、自ら申告しようと思っています。

とりあえずいまは大分落ち着いたので、今月はやばいかもという予感がしたときは、割高ではありますが、ドラッグストアで加味逍遥散を購入しています。

クラシエのこちらは錠剤なので飲みやすくおすすめです。

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